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2002.5.3 (金) 第41天 |
呼和浩特(フフホト)市内観光 |
5:45起床。 ここのトイレは中国式。 扉がない。 朝は早起きして一番にトイレに行こうと決めていた。 5:45起床は少し出遅れの感じ。 中国人の観光客は結構早起きらしく、パオに人の出入りが見える。 二つあるトイレの遠い方へ行ってみると、そこには中国人のおじさんが先客。 並んでトイレをする勇気がないのでおじさんが出てくるのをまった。 彼が出てきてすぐに入り用を足す。 こうゆうトイレは初めて。 トイレのあと朝食まで時間が有るので門の外に出て付近を散策。 ほとんど人通りはない。 馬に乗りもう一頭馬を連れたモンゴル人が、乗馬はどうだという顔で私を見る。 丁字路に出ると中国人らしい観光客が5・6人順番に朝の乗馬を楽しんでいる。 丁字路の左右は小さな店が並んでいる。 途中、中国人らしい女性と出会ったので「ニーハオ」と挨拶をする。 向こうも「ニーハオ」と挨拶を返してくれる。 丁字路を左に曲がり道路が切れるところまで歩いてみた。 そこから引き返し、店を覗きながら帰ってくる。 2軒目の店で絵はがきと羊の小さな置物を買った。 羊の置物は互相学習をしているXXXさんへのおみやげにするつもりだ。 途中、希拉穆仁(シーラームーレン)郵便局の前で、地名をメモしていると、先ほど挨拶を交わした女性が帰ってきた。 「中国人ですか?」と声を掛ける。 彼女はXXXさん。 (写真・散歩で出会った女性) 内蒙古の大学を卒業して、今は内蒙古鉄運旅行社に勤めているという。 写真を撮らせてもらってE−mailアドレスを聞くが、今は分からないという。 「先に私にメールを下さい。そうしたら、私もメールでこの写真を送ります。」 と、私のE−Mailアドレスを教えて分かれた。 7時頃パオに帰る。 朝食時、ガイドのおじさんが、今朝はみんなでバスを押さないといけないよ、と冗談めかして言っていた。 朝食後パオの6人全員で写真撮影。 (写真・パオの中で) 出発時間がせまり表に出るとモンゴル人のおじさんが羊を2頭さばこうとしていた。 10人ほどの観光客が周りを取り囲んでおそるおそる見ている。 羊を押さえつけて心臓あたりの切り開いた所からなにやら臓物を取り出すと羊が動かなくなる。 血はほとんど出ない。 このあと、手際よく羊の皮をはいでいく。 この作業中ずっと、おじさんはなにやら同じ言葉をつぶやいている。 羊を悼む言葉だろうか、感謝の言葉だろうか? (写真・羊をさばく) 8:30出発の予定がバスのエンジンがかからない。 大きなトラックが来てバスを引っ張るがトラックの車輪が空転するばかりでバスは動かない。 バッテリ同士をつないでやっとエンジンがかかった。 9:20出発。 11:30フフホト到着。 今日はフフホト市内見学のあと、包頭市へ移動の予定。 最初は大召(無量寺)の見学。 ここはチベット仏教の寺院。 中国のお寺特有のきらびやかな色彩のお寺。 一室で若いお坊さんが一生懸命お経を唱えていた。 (写真・大召(無量寺)) 寺の外での写真撮影はOKだが、内部の撮影はだめだという。 二つ目は五塔寺。 石製のシックなお寺。 暗い階段を上ってお寺の屋上に出ると、その上に五つの塔が立っている。 (写真・五塔寺) フフホト駅近くの鉄道飯店で昼食。 ここの食事はパオの塩辛い味と違ってとてもおいしかった。 出発まで時間が有るので飯店の前のスーパで時間つぶし。 フフホトは結構大きな街のようだ。 ガイドブックによると人口150万人という。 スーパの中の品物も豊富。 14:30鉄道飯店を出発し高速道路を通って包頭市へ向かう。 途中高速道路上で2回エンジン停止で停車。 今朝からエンジンの調子がおかしかったが、ここに来てついにという感じ。 1回目は7・8人がバスの前方から押し、押しがけしてエンジンが掛かり、ギヤを切り替えて動き出した。 2回目の時は、最初は1回目と同じに後ろ向きに押してエンジンがかかったが、今度は前進のギヤに切り替えられない。 そうこうしている内にパトカーが来て事情を聞いていったが、ガイドさんがもう大丈夫だからと説明してパトカーは去っていった。 今度は後ろから押してエンジンがかかった。 ただし、ギヤが切り替えられないのでそのまま走りながらバスを押した人が飛び乗っていく。 私も後ろから2番目に飛び乗った。 こんな体験は初めて。 (写真・高速道路でエンスト) やっと高速を抜けることが出来たが、停車するとエンジンが停止するので、料金所の車の列をよけて、閉まっているゲートの方へ、「ホアイチャー、ホアイチャー(車が壊れた)」と叫びながら進んで行く。 係員がゲートの所に駆けつけたが、ゲートは開かない。 結局ここでもエンジン停止。 3度目は慣れたもので、さっと若者数人がおりてバスを押す。 エンジンが掛かり再び進んでいく。 ここはサラチというところ。(17:20) 高速をおりてしばらく行ったところの車の修理場で修理をしてもらう。 バスの運転手がどこからか太めの針金を1mほど調達してきた。 一人がエンジンルームに潜り込んで修理している。 私たちはその間修理工場のまわりの売店をぶらついていた。 売店のひともすかさず段ボールにアイスキャンディやペットボトルを入れて売り歩いている。 私は一人の男の人と話をした。 (よく聞き取れず時々筆談) 彼はXXXさん(31歳)。 この地方はとても貧しい。 この地方の経済はとても遅れている。 いきなり話してくれたのがこの二点。 このあたりで農民をやっているという。 黄瓜、西紅柿、西瓜、杏、リンゴなどを作っているという。 冬は零下30度くらいになる。 冬の間は3輪バイクの運転をやっている。 家はここから5kmくらい離れたところ。 日本の武士道精神を尊敬している。 などと話してくれた。 18:00バスの修理が終わる。 針金でエンジンが直るところがすごい。 (写真・エンジンの修理) 再びバスに乗って今日の宿舎のパオリィホテルへ。 18:40到着。 ホテルは二人部屋で私はXXXさんと一緒の部屋になった。 へやに入って早速風呂に入る。 中国に来て初めてバスタブに浸かった。 いつもはシャワーだけ。 バスタブに横になると疲れがとれて居眠りしそうだった。 夕食時、同じテーブルになったXXXさん、XXXさん(韓国人)と知り合いになる。 XXXさんは5年日本にいて、今年3月信州大学を卒業したという。 学生時代には長野でスノーボードもやったという。 夕食後近くの公園を散歩。 散歩中の高校生に声を掛け、写真を撮る。 散歩の途中、酒屋でビールとつまみを買う。 また、内蒙古と包頭市の地図を買う。 散歩のあと、4人で私の部屋でビールを飲む。 わかりにくいところはXXXさんが通訳で他の二人の韓国人に、また私にそれぞれ話してくれる。 12:30頃まで中国、日本、韓国の言葉のこと、文化のこと、 その他四方山話に花を咲かせた。 |
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