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中国留学日記
大学紹介 

2002.9.21 (土) 第182天 晴れ
北海公園と胡同めぐり
今日はXXX小姐と胡同巡りに行く約束をしている。
10時に五道口のマクドナルドの前で待ち合わせ。

朝食後、近春園へ朝の散歩。
蓮橋のところで魚採りのおじさんに出会う。
橋の上から池を眺めているので「魚を採るの?」と訊くと、
「そうだけど、魚が小さい」と答える。
おじさんと一緒にダンスの広場へ行く。
おじさんに「一緒におどる人は奥さんなの?」と訊くと、
「家内は来たことがない」と答える。
今日は胡同巡りに行く約束をしていて、時間がないので少し見ただけで引き上げる。

部屋に帰り地図、案内書、カメラ、ペットボトルの水などを準備して9:10過ぎには部屋を出る。
清華西門のバス停に9:30前に着き、375路のバスに乗る。
成府路東口に9:50。
待ち合わせのマクドナルドの前には9:55に到着。
彼女は10時ぴったりにマクドナルドの前に到着。

810路のバスに乗る予定だが、成府路、語言学院前とも止まらないことが分かる。
また引き返して成府路東口まで行く。
約40分のロス。
10:50、ようやく現れた810路のバスに乗る。
途中あちこちで渋滞していた。
北海公園北門まで約1時間かかる。

11:50北海公園北門。
今日の目的地は胡同だが、せっかく北海公園に来たので入ることにする。
XXX小姐に私の学生証を渡し、一緒に学生票を買ってもらう。
北門から南に歩き東門のすぐそばにある白塔に登る
ここは別に門票が必要だ。
白塔の南側から眺める故宮の風景も素晴らしい。

白塔を下ると船着き場がある。
その前に食事の出来る場所、○膳飯庄があったので入る。(○の字は人偏に方)
中に入ると豪華な餐庁。
一番安いメニューを注文、それでも一人前100元、それにお茶が30元。
でも出てきた料理はそんなに油っぽくなく日本人の口に合う。
それに量も適当だ。
久しぶりにおいしい料理を食べたという感じ。
納得の料理だった。(ここはお勧め)
見渡すとどのお客も外国人のようだ。
すぐ隣のおばさん3人組は日本人だ。

今日の目的地は北海公園ではないが、せっかくだから九龍壁だけは見に行こうと、渡し船に乗り向こう岸に渡る。
ここから九龍壁へはすぐだ。

ここから北門へ回り北海公園を出る。
時刻は3時前。
ここから今日の目的の胡同巡りへ。
北門の向こう側、前海の公園の所に輪タクが止まっているのが見えたのでそこへ向かう。
輪タクのお兄さんにいくら?と訊くと一人180元だという。
これはガイドブックに書いてあった値段と同じだ。
ここで値段交渉。
XXX小姐は以前来た友人が60元の所を30元にしてもらったと言う。
お兄さんはそれはあるかも知れないが手を抜いているという。
60元でもとんでもないという感じ。
私たちは二人で180元にしてくれと交渉する。
お兄さんはなかなかうんと言わない。
ボスらしい人が現れてそれじゃあ二人で200元でどうだ?というので、手を打った。

このお兄さん、走りながら、また要所要所で輪タクを止めて、いろいろ説明してくれる。
胡同は清・明・元と三つの王朝までさかのぼれるそうだ。
いろいろ歴史も含めて解説してくれる。
けっこう勉強しているようだ。
私は半分も聞き取れていないが、彼女はけっこう聞き取れているようだ。
これも聴力の勉強だと思えば面白い。
途中、宋慶齢(中華人民共和国名誉国家主席)故居へ寄る。
お兄さんは門のところで私たちを待つ。
ここでも学生票で入る。
中はとても広い。
何の番組か分からないが、庭でTVの収録をやっていた。
展示室を一回りして出る。

また輪タクに乗りお兄さんの説明を聞く。
ある一軒の胡同の前で玄関の説明。
玄関の両側にある石、門の上に突き出た柱、敷居の高さ、馬から下りるときの石、などなど。
彼女はお兄さんにそれぞれの呼び方をノートに書いてもらっている。
前海から後海をぐるりと回ってもとの場所へ帰ってくる。
約2時間の輪タクでの胡同めぐり。
お兄さんの説明がなかなか良くて彼女も満足したようだった。
私も大いに満足。

輪タクを降りるともう5時過ぎ。
バス停まで歩き810路のバスに乗る。
成府路東口で降りここで夕食。
今日は中秋節のせいか餐庁は人で一杯。
餐庁はあきらめてマクドナルドに入る。
ここで食事をしたあと彼女と別れる。
彼女は東へ、私は西へ。

寮へ帰ってシャワーを浴び、改めて外に出て月を眺める
今日は中秋節だ。
寮のおじさん(若い方)はしきりに「想家、想家(家が恋しい)」と言う。
中国人にとっても、また韓国人にとっても中秋節はとても大事な行事らしい。
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