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中国留学日記
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2002.10.27 (日) 第218天 晴れ
頤和園散策
7:45起床。
カップヌードルで朝食。
今日は特に何も予定がない。
晴れたら頤和園に行こうと考えていた。

外はいい天気だ。
10時過ぎ寮を出る。
公安のところでお兄さんと挨拶。
どこへ行くの?というので「頤和園」というと、「鍛錬身体?」と訊く。
「なぜ?」と訊くと「山登りが出来る」という。
「頤和園で山登りが出来るの?」と聞き返す。

しばらく近春園に行ってなかったので気が付かなかったが、池の側を通ると池の蓮がきれいに浚われていた。
蓮の残骸が池の脇にかためて置かれている。

清華西門を出て圓明園前のバス停でバスに乗り10時半過ぎには頤和園東宮門へ到着。
ここで「学生票一張」と言って学生証とお金を出す。
学生証を開かないで学生票とお釣りをくれた。
ここはいつか来たとき学生票が買えなかったところだ。

気をよくして中に入る。
東宮門から仁寿殿を通り徳和殿へ。
ここは別に門票がいる。
ここへ入った後、岸沿いに長廊を通って排雲殿、仏香閣へ。
ここも門票がいる。
門を入ったところに日本語を話す4人組がいた。
そのおじさんに頼んでカメラのシャッタを押してもらう。
話しを聞くと4人は家族で、二人の娘さんのお姉さんは以前2年間中国に留学していたという。
今、下の娘さんが4月から北京に留学していて、家族で訪問したという。

排雲殿から仏香閣へ登りさらに裏の崖の上まで登ってみる。
ここは智慧海のすぐ前の門のようだ。
中国人が何人か石の上に腰を下ろして弁当を食べている。
私も腰を下ろして見晴らしを楽しむ。
天気が良くて風がなく気持ちがよい。
先ほどシャッタを押してくれた家族が下の仏香閣を通る。
こちらを見上げて手を振るので私も手を振って返す。

崖を下り、宝雲閣(銅亭)を回ってまた長廊へ出る。
聴〇館餐庁(○の字は左側:麗、右側:鳥)の前を通り、清晏舫(石舫)へ。
北へ向かい、船塢(船泊まり)の脇を通って北如意門まで来てしまった。
ここから引き返し万寿山のへ登り、四大部洲にたどり着く。
さらに進むと智慧海。ここは最初登った崖の裏側の門の後ろにある。

四大部洲を少し下ったところに土産物売りの店がある。
方便面も売っている。
お腹も減っていたし、お湯付きで5元だというのでここで方便面で昼食
陽当たりに身を置いて熱い方便面を食べると体が温まった。

ここから松堂を通って蘇州街へ行く。
蘇州街も門票が要る。
せっかくだから入る。
蘇州街は川沿いの両側に小さな店が軒を並べている。
おみやげ物を売る店、軽食を食べさせる店、自分の名前を絵文字で書いてくれる店、自分の名前を使って詩を作ってくれる店など、沢山の店がある。
肖像画(似顔絵)を描いてくれる店もある。
値段を訊くと50元という。少し高いがいい記念なので描いてもらう。
書き終わったところでおじさんに頼んで一緒に記念撮影

また「○茶(○の字は女偏に乃」と書かれた店に入る。
よく分からないまま「杏仁茶湯」を注文。
お茶だと思ったら片栗粉をお湯で溶いたような食べ物。
この上にゴマや木の実が散らしてある。
これも暖かくておいしかった。
おばさんに「商売はどう?」と訊くと、ここは個人商店ではなく国営だから景気は関係ないという。
おばさんに「鉄碗ですね」というと「鉄飯碗だ」と訂正された。
道理でのんびり仕事をやっているようだ。

蘇州街から多宝塔を通りまた仁寿殿へ戻る。
さらに南に進み知春亭へ。
文昌閣をくぐり抜け、銅牛のそばを通り、廓如亭(八方亭)へ。
十七孔橋を渡り南湖島へ。
ここから眺める万寿山の眺めは素晴らしい。
湖を渡し船が行き来する。
南湖島から戻り仁寿殿を過ぎて○趣園(○の字は言偏に皆)へ行く。
ここは池を囲む庭園だが、枯れた蓮が野ざらし状態で趣がない。
これで頤和園のほとんどを回ったことになる。
今朝、保安のお兄さんが言っていた「鍛錬身体」ほどではないが、そこそこ疲れた。

東宮門に戻りバスに乗る。
時刻は17:00。
圓明園のバス停でおりそのまま学食で夕食。
夕食後部屋にかえりシャワーを浴び一息つく。
そのあとすごく眠くなってそのまま寝てしまった。
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